tarfs について (3)

kernel

きちんと理解した上で読んでいないので、gdgd です。とりあえず

static DECLARE_FSTYPE_DEV(tar_fs_type, "tarfs", tarfs_read_super);

は

static struct file_system_type tar_fs_type = {
    .owner =   THIS_MODULE,
    .name =    "tarfs",
    .get_sb =  tarfs_read_super,
    .kill_sb = kill_litter_super,
};

みたいなカンジで良さげ。kill_litter_super は fs/super.c にて定義されてます。デフォルトはこれね、みたいな理解なんですが良いのだろうか。

で

ファイルシステムが mount される時に上記の tarfs_read_super がナニ。
Linux カーネル 2.4 の設計と実装では

  • デバイスのブロックサイズを set_blocksize() で 512 bytes に設定
  • 引数で渡された struct super_block オブジェクトの属性の設定
  • tarfs 独自データの登録
  • tarfs_sops の登録 (s_op 属性)
  • ルート i-node に対応する dcache エントリの登録 (s_root 属性)

とある。細かく言えば他にもヤッてはいるのですが、微妙なのが 3 番目の処理。まず、領域を確保しているのが以下なんですが

  /* Alloc tarfs dependent data */
  TARSB(sb) = kmalloc(sizeof(struct tarfs_sb_info), GFP_KERNEL);

ええと、TARSB というマクロがナニ。これは tarfs.h にて定義されています。

#define TARSB(sb)  ((struct tarfs_sb_info*)((sb)->u.generic_sbp))

struct tarfs_sb_info は直上にて定義されてて

/* Additional information for tarfs superblock */
struct tarfs_sb_info {
  /* 1 if already have archive information */
  int parsed;

  /* Root tarent */
  struct tarent *root_tarent;

  /* Hash table */
  struct tarent **ihash;

  /* Information for statfs */
  unsigned long s_files;
  unsigned long s_blocks;

  /* Max inode assigned */
  unsigned long s_maxino;
};

との事。ちなみに struct super_block 構造体の定義には u などというメンバは無い。Linux カーネル 2.4 の設計と実装、によれば

Linux のスーパーブロックは、全ファイルシステムに共通な構造の後ろに、各ファイルシステムの独自データが [union u] として埋めこまれています

とある。むむ。どこを探しても無いんだけどなぁ、そんな属性。

とりあえず

色々掘り返してみたいと思います。何かあればエントリ投入予定とゆー事で。