休日アサ

本棚を漁ってみたら 辻 静雄さんの料理人の休日 を発見。そういや xHago2 でプログラミングと料理なネタで LT を、とか作戦錬ってたのにねぇ、と思いつつ寝ころびながらざくっと中身をナニ。

面白い

やはりどこかで繋っているな、と思いました、料理人とプログラマ。ちょろっと引用してみるに、例えば以下な記述。

私たち料理人は、暇さえあれば、何かかわった料理をつくってみたいと思っている。

辻 静雄さんの料理人の休日より引用
もう xHago なアレですよ。同じ節に以下な記述もあるのですが、

それにまず料理は、つくる過程だけでなく、誰に食べていただけるのかという最終目的がないと、いい材料を仕込み、腕によりをかけて仕事をしてみたいという気持になれない。

辻 静雄さんの料理人の休日より引用
ここも非常に興味深い。なんとなくな印象で申し訳ないのですが、昨今のフリーソフトウェアプログラマな皆さんはもしかして_誰に食べていただける_という相手がユーザではなくてコミッタに、あるいはプロジェクトリーダーに、なのかなぁとか思ってしまったり。あ、でも Linus さんとか matz さんはどうなんだろうなぁ、と。
あと、教育に携わる人として、な観点での記述についても興味深いものが沢山。例えば

しかし料理というものは耐えず作っていなければならない。つまり料理人はいつも庖丁を手にし、ストーブの前に立っていなければその水準を保持していくことが不可能なのだということに気がついたわけだが、

辻 静雄さんの料理人の休日より引用
という記述などは正にプログラマにも当て嵌るなぁ、と言わざるを得ない。また、リガル教授という方と難解な料理の本の読書会をした記述などは自省が必要だなぁ、と感じております。わしはまだまだ修行が足らない。

プログラミングとはあまり関係ないけど

ワインの味わい方、についての記述も参考にさせて頂いております。生きてる間に一度はフランスの三つ星なレストランで美味いメシを食べたいものですな。

ちなみに

何故に辻静雄さんの本が自宅にあるかというと、同居人が辻調理師専門学校を卒業しているから、だったりして。